「40フィートドライコンテナ」
全長は約12メールで、20フィートコンテナの倍、2台分のサイズのコンテナです。大型トラックの荷台と同程度のサイズになります。現在では、40フィートはハイキューブ（背高）タイプが主流となり、ハイキューブではない、スタンダートタイプの数は年々減少しています。その原因の一つはコンテナの容積です。コンテナ船でコンテナを輸送する場合の運賃は20フィートか40フィートの全長で決まるため、40フィートであれば、スタンダートでもハイキューブでも運賃は変わりません。そのため、少しでも多く貨物を積載したい荷主はスタンダードタイプではなくハイキューブを選択したほうが得という経済原理が要因になっています。

しかし、国内での陸送、内航船等の輸送に使用する際にはハイキューブではなく、あえてこのスタンダードサイズが選択される場合があります。ハイキューブタイプを専用シャーシに積載すると車高が高くなるため、専用トレーラーが走行できる道路が制限されます。国内輸送でコンテナを使用する場合、制限のない道路を走行する事で、走行距離が長くなることや、目的地へたどり着けない等の弊害が出てくる事があり、あえて全高2591mmのスタンダードタイプが選ばれる事があるのです。

ドライコンテナ サイズ 等仕様

[備考]
・ISO 668が規定している仕様は外寸、最小内寸、最大総質量となります。（内寸は規定以上の寸法であれば問題ありません。）
・12フィートサイズはISO 668の規定はなく、主に日本国内の独自仕様になります。
・こちらに掲載している仕様は一般的なものです。製造元、仕様、ロット等によって数値は異なりますので、参考値としてご活用下さい。